ども。まつばなな(@matsublog)です。
「犬、平均89単語を理解 カナダ研究、高い能力判明」というニュースを見て、ちびわんもそういえばたくさんの単語を理解するようになったなぁと。
この研究を見るに、「犬がどれだけ人間と意思疎通ができるのか」という期待の気持ちが表れているような気がします^^
犬との完全な意思疎通は、人間の永遠のテーマ。
そこで今回は、人間と暮らし始めて4年の犬が理解している単語についてと、そうした意思疎通ができたと感じるようになるまでをお話ししたいと思います。
この記事がオススメな方
- これから犬と暮らしたいけどコミュニケーションが不安
- 犬どれくらいの期間で意思疎通ができるのか知りたい
- いま犬と意思疎通ができなくてつらい
こんな方に役立つ記事です。
目次
犬は人間の言葉がわかる
犬と一緒に暮らしている方なら、「この子たちは本当によく言葉を理解しているな」と思う瞬間が多数あると思います。
今回の研究では165頭が対象で、最大で215単語、最少でも15単語までの反応があったそうです。
研究は165頭の犬の飼い主を対象に実施。人間の乳児の言語理解に関する手法を応用し、犬に英語でさまざまな単語を話し掛け、犬が具体的かつ一貫した行動で反応した単語を特定した。
その結果、犬は最大で215単語、最少でも15単語まで反応した。このうち、90%以上の犬が反応した単語は、犬の名前のほか、「お座り」「おいで」「いい子」「待て」「だめ」「OK」などだった。
この研究結果は、多くの方が頷くものだったのではないかと思います。
と言っている方も少なくないですね。笑
この研究で「反応がなかった」とされる単語も、もしかしたら犬たちが反応しないことを選んだだけで、理解はしていたのではないかとも思います。
真相は犬のみぞ知る、ですけどね。
犬が人間の言葉を理解するまで
ちびわんが一番最初に覚えた単語は、「名前」でした。
たぶん、3日くらいで覚えてくれたと思います。
わたし自身はいまだに不思議なのですが、名前を呼んだら来てくれるってすごいことですよね。
それ以外の単語はというと、そこまですぐに覚えなかった印象があります。
しっかり言葉を理解して、「意思疎通ができているな」と感じるまでは1年ほどかかりました。
お互いにだと思いますが、
と感じる瞬間がくるんです。
それを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、その瞬間がくれば一気に生活が楽になりますね。
うちの犬がわかる単語たち
ちびわんは「ドッグトレーニング」というものを行っていません。
そのため、号令的な単語には一切の反応を示しません。ですが、一緒に暮らしていくなかで、覚えてくれた単語でもしっかり理解しているなと感じるものを紹介していきます。
うちの犬がわかる単語1|ちょっと待ってね
ちびわんが何か言ってくると基本的にはすぐに対応するようにしているのですが、どうしても…というときには
とお願いするようにしています。
ちびわんもこの単語を聞いて、いますぐに対応してもらえないことは理解している模様。
もう我慢ならない!いますぐに!というときは、猛烈に抗議していきます。笑
そして待ってもOKなときは去っていきます。笑(でも待ってくれるのは5分もない)
うちの犬がわかる単語2|お散歩
ちびわんはお散歩が大好き!
と声をかけるとすっ飛んできます。
でもたまに「気分じゃない」と断られるときもあります。
これもお散歩がなにか分かっているからこそ、OKされたり、断られたりというやりとりができるんだなと感じますね。
うちの犬がわかる単語3|ごはん・おやつの名前
ちびわんは食べることがだーい好き!
「ごはん」と聞けば喜びの舞がはじまります。
あとは、おやつの名前もばっちり。
「クッキー」とか、「むぎむぎ(ハト麦ローストのおやつ)」というと、そのおやつが置いてある場所の前に行っています。
それを見ると、ちゃんと何がどの名前なのかよく理解しているなーと感心しますね。
うちの犬がわかる単語4|お仕事
分離不安が強めのちびわんには、仕事にでかけるときはちょっとだけお話ししてから出かけるようにしています。
というと、この世の終わりのような顔をされてしまいますが、それは「どれくらいの時間帰ってこないのか」をよく理解しているからこその表情なのだと思います。
「仕事」というと諦めてくれるのですが、逆に遊びに行くときなどは諦めてくれないので、そのあたりも含めてよくおわかりのちびわんです。笑
うちの犬がわかる単語5|家族の名前
それぞれの家族の名前を呼ぶと、ちびわんもそちらを見ています。
自分の名前もそうですが、しっかりと個体名を認識している…すごい…!と一言。
と番犬が発動したときも、「●●が帰ってきたんだよ~」と伝えるとその家族によって反応が違うので(迎えに行ったり寝直したり)、やっぱり理解しているんだなと思う次第。
うちの犬がわかる単語6|お風呂
ちびわんは分離不安があり、とくにわたしと離れるのを嫌がります。
そのなかで毎日可哀想に思うのが、「お風呂」。
最初はお風呂と聞くだけでオロオロあわあわとしていたので、一瞬でお風呂をすませて戻ってきていたのでゆっくりできなかったのはいい思い出です。
最近は、「お風呂に入ってくるね」というと、衝撃の顔はするもののお部屋で待っていることができるようになりました。
これもお仕事と同じで、どこになにをしに行くのか、どれくらいで帰ってくるのかがわかり始めたら落ち着いてきましたね。
犬との言葉の理解を進めるには「犬の言語」を学ぶのがオススメ
まずは人間側が「犬の言語」について学ぶのがオススメです。
彼らが使う「言葉」は主にこちら。
犬が使う言葉
- 鳴く
- 吠える
- 鼻息
- ボディランゲージ(カーミングシグナル)
「鳴く・吠える」はちょっと見逃されてしまいがちなコミュニケーションですが、犬たちにとっては重要な気持ちを伝える手段です。
「要求吠え」と聞くと、とてもネガティブなイメージがありますが、字面の通り「伝えたいことがあるから声が出る」わけで。
すぐにやめさせるということではなく、なにを伝えたいのかを考えるようにしています。(ただちびわんは吠えることによって興奮してしまいやめられなくなる…というパターンもありました。そういう場合は、まずは落ち着いてもらうようにしていました)
犬のボディランゲージ(カーミングシグナル)とは
ボディランゲージ・カーミングシグナルとはいわゆる「犬語」こと。
犬たちは些細なしぐさで会話しているんですよね。
たとえば「しっぽが下がって足の間に入ってしまっている」しぐさは、「怖いよ」と言っていると理解できることが多いです。
こんな風に分かりやすいものもあれば、「チラッと視線を送った」のようなよく観察していないと見逃してしまうようなものまで、語りかけ方はさまざま。
我が家のちびわんとのコミュニケーション
よく意思疎通ができるようになってからは、ちびわんは「鼻息」で伝えてくることが多くなりました。
窓を開けてほしい→窓の前で「フンッ」
クッキーがほしい→クッキーの棚の前で「フンッ」
一緒に寝てほしい→ベッドの部屋の前で「フンッ」
これは我が家独自のコミュニケーションなのかもしれませんが、ちびわんの言いたいことを鼻息から予測する毎日って意外と楽しいものです。
犬が人間の言葉を理解するまでは大変→共通言語・単語帳を作る
ちびわんとの生活がスタートして、種族が違う生物同士が一緒に暮らすことって、とっても難しいと感じました。
思い返せば、お互いに気持ちが伝わらないモヤモヤを長く抱えていたよな~と思います。
そのときはお互いに必死なので余裕もありませんし、「どうして伝わらないの?」「どうしてわかってくれないの?」というのが、たくさんあったと思います。
暮らすなかで、共通言語・自分たちだけの単語帳を作っていく作業がある程度進むまでは、「いまは伝わらないよね。仕方ない」とどっしり構えていることも必要です。
理解したい気持ちが強すぎて、「どうしてどうして」となると双方にしんどくなってしまうので、軽い気持ちでいることも大切。
そうした日々を経て、わたしが感じたようにちびわんも「気持ちが通じた!」と嬉しく感じてくれたのではないかなと思います^^
ボディランゲージを理解するとともに、共通言語ができてくるとやりとりが本当にスムーズになります。
また、どのご家庭にも「家族だけがわかる」系のコミュニケーションがある。自分たちだけの単語帳ができてくると、さらにスムーズになりますよ^^
さいごに
犬が理解している単語って、人間が思っているより多いのではないかと感じる日々です。
ただ、これだけ意思疎通ができてきていても
とは思います。
いつかこうした研究がもっともっと進んで、犬が言いたいことを理解できるようになればもっと楽しいのにな~^^